目次
オリーブオイルは、サラダやパンにそのままかけるだけでなく、炒め物やパスタ、和食など、さまざまな料理に活用できます。
特にエキストラバージンオリーブオイルは、果実由来の香りや苦み、喉に感じる辛みなど、製品ごとに異なる風味を楽しめるのが特徴です。
オリーブオイルをおいしく使うポイントは、料理の特徴に合わせて使い方・量・加えるタイミングを選ぶことです。
この記事では、基本的な使い方から、家庭で試せる6つのアレンジレシピ、種類や風味による使い分け、保存方法まで紹介します。
この記事から分かること
- オリーブオイルを生食・加熱調理でおいしく使う方法
- サラダ・パン・パスタ・和食に使える簡単レシピ6選
- エキストラバージンとピュアの違いや風味に合わせた使い分け
- 料理に適した使用量・加えるタイミング・保存方法
オリーブオイルの基本の使い方|生食から加熱調理まで
そのままかける・和える・仕上げに使う方法
オリーブオイルの香りを楽しむには、食材にそのままかける・調味料と和える・料理の仕上げに加える使い方がおすすめです。
加熱せずに使うことで、果実由来の香りや苦み、辛みといった風味を感じやすくなります。
【加熱しない使い方】
- かける:トマトやチーズに直接加える
- 和える:蒸し野菜や豆類に絡める
- 仕上げる:スープや温野菜に数滴加える
- 味付けする:塩・酢・レモン汁と混ぜる
水分の多い食材は軽く水気を切ると、油や調味料が薄まりにくくなります。
香りの強いオイルは、少量でも料理の印象が変わる場合があります。初めての組み合わせでは一口分だけ試し、食材の味とのバランスを確認するとよいでしょう。
炒める・焼く・煮る・揚げるときの使い方
オリーブオイルは、炒める・焼く・煮る・揚げるといった加熱調理にも使用できます。
エキストラバージンも加熱可能ですが、温度や時間によって香りが変化するため、料理に適した火加減を選ぶことが大切です。
【加熱料理での活用法】
- 炒める:野菜全体に油をなじませる
- 焼く:肉や魚の表面をソテーする
- 煮る:トマト煮込みの香味油にする
- 揚げる:適切な油温を管理して調理する
にんにくは冷たい油から弱火で温めると、焦がさずに香りを移しやすくなります。
揚げ物では煙が出るほどの加熱や油の過度な再使用を避けましょう。オイルの香りをより楽しみたい場合は、加熱用とは別に仕上げ用を加える方法もあります。
オリーブオイルは何に使う?簡単に試せるおすすめ料理とレシピ
サラダ・パン・パスタに使う定番の簡単レシピ
オリーブオイルを手軽に楽しむなら、サラダ・パン・パスタに取り入れる使い方がおすすめです。
サラダでは野菜の酸味やチーズのまろやかさと合わせ、パンでは小麦の香ばしさとの組み合わせを楽しめます。パスタは、調理中と仕上げで使い方を変えられる料理です。
① トマトとモッツァレラのオリーブオイルサラダ

材料(1人分)
- トマト:1個(約150g)
- モッツァレラチーズ:50g
- エキストラバージンオリーブオイル:小さじ1
- 塩:少々
- バジル:適量
作り方
- トマトを5〜7mm程度の厚さに切り、モッツァレラチーズも食べやすい大きさに切ります。
- 皿にトマトとチーズを交互に並べ、バジルを添えます。
- 塩を振り、食べる直前にオリーブオイルを全体にかけます。
おいしく仕上げるポイント
トマトの酸味とチーズのまろやかさに、オイルの苦みや青々しい香りを合わせる一皿です。
トマトの水分が多いと味が薄まりやすいため、切った後の余分な水気を軽く取ると、オイルと調味料の味がまとまりやすくなります。
② バゲットのオリーブオイルトースト

材料(1人分)
- バゲット:2〜3切れ
- エキストラバージンオリーブオイル:小さじ1
- 塩:少々
作り方
- バゲットを1.5〜2cm程度の厚さに切ります。
- トースターで表面が軽く色づくまで焼きます。
- 焼き上がったパンにオリーブオイルをかけ、塩を少量振ります。
おいしく仕上げるポイント
パンは、オイルごとの風味の違いを確かめやすい食材です。
オイルをかけてから焼くと香りが変化するため、果実由来の香りを重視する場合は焼いた後に加えましょう。塩を振る前に一口試すと、オイル本来の風味を感じやすくなります。
③ しらすとレモンのオリーブオイルパスタ

材料(1人分)
- スパゲッティ:80g
- しらす:30g
- にんにく:1/2片
- オリーブオイル:大さじ1(調理用)
- エキストラバージンオリーブオイル:小さじ1(仕上げ用)
- レモン汁:小さじ1
- 黒こしょう:少々
作り方
- スパゲッティを袋の表示に従ってゆで、ゆで汁を大さじ2程度残します。
- フライパンに薄切りのにんにくと調理用オイルを入れ、弱火で香りを移します。
- ゆでたパスタとしらす、ゆで汁を加え、手早く混ぜ合わせます。
- 火を止めてレモン汁を加え、器に盛ります。
- 仕上げ用オリーブオイルと黒こしょうを加えます。
おいしく仕上げるポイント
パスタにオイルを直接かけるだけでは、部分的に油っぽく感じることがあります。
ゆで汁を少量加えてパスタと油を混ぜ合わせると、全体になじませやすくなります。しらすには塩分があるため、追加の塩は味見をして判断してください。
仕上げにエキストラバージンオリーブオイルを加えると、調理中に使ったオイルとは異なる香りの楽しみ方ができます。
3品とも材料や調味料が少ないため、初めて使うオイルの特徴を確かめる料理としても適しています。食材の量や好みに応じて、分量を調整してください。
豆腐・納豆・味噌汁など和食に取り入れるアレンジ
オリーブオイルは、豆腐・納豆・味噌汁など、醤油や味噌を使った和食にも取り入れられます。
淡泊な豆腐には香りのアクセントを、納豆には油のコクを、味噌汁には仕上げの風味を加える使い方があります。
① オリーブオイルと醤油の冷奴

材料(1人分)
- 絹ごし豆腐:150g
- エキストラバージンオリーブオイル:小さじ1/2
- 醤油:小さじ1/2
- 小ねぎ:適量
作り方
- 豆腐の水気を軽く切り、器に盛ります。
- 小口切りにした小ねぎをのせます。
- 醤油をかけ、仕上げにオリーブオイルを加えます。
おいしく仕上げるポイント
豆腐は味が淡泊なため、少量でもオイルの香りや苦みを感じやすい食材です。
醤油を多くかけると塩味が前面に出やすいため、オイルの風味を確かめたい場合は醤油を控えめにするとよいでしょう。
② オリーブオイル入り納豆ごはん

材料(1人分)
- 温かいごはん:150g
- 納豆:1パック(約40〜50g)
- オリーブオイル:小さじ1/2
- 付属のたれ:適量
- 小ねぎ:適量
作り方
- 納豆を混ぜ、付属のたれで味付けします。
- 温かいごはんに納豆をのせ、小ねぎを散らします。
- 仕上げにオリーブオイルを加えます。
おいしく仕上げるポイント
納豆は独特の風味があるため、オイルの香りが強いと好みが分かれる場合があります。
初めて試す場合は小さじ1/2程度を目安に、さらに少ない量から加えてみてください。香りの穏やかなオイルを選ぶ方法もあります。
③ オリーブオイルを仕上げに加える味噌汁

材料(1人分)
- 味噌汁:1杯(約180ml)
- エキストラバージンオリーブオイル:数滴〜小さじ1/4程度
- 具材:豆腐、わかめ、小ねぎなど
作り方
- 普段どおり味噌汁を作ります。
- 味噌汁を器に盛り、オリーブオイルを数滴加えます。
- 香りを確かめ、好みに応じて少しずつ追加します。
おいしく仕上げるポイント
味噌汁にオイルを加えると、表面に油が浮き、香りや口当たりが変わります。
だしや味噌の風味を大切にしたい場合は、最初から多く加えず、数滴で変化を確かめましょう。
和食へのアレンジでは、もとの料理の味を損なわない量を見極めることが大切です。
味噌や醤油との相性はオイルの風味によって変わります。料理全体に加える前に、一口分だけ取り分けて試すと、好みに合うか判断しやすくなります。
料理に合うオリーブオイルの使い方は?種類と風味で選ぶコツ
エキストラバージンとピュアオリーブオイルの使い分け
エキストラバージンとピュアオリーブオイルは、料理で活かしたい香りの強さによって使い分けると選びやすくなります。
エキストラバージンは果実由来の風味が特徴で、国内で一般にピュアと呼ばれるものは比較的香りが穏やかな製品です。
【種類別の使い分け】
| 種類 | 一般的な特徴 | 活用例 |
|---|---|---|
| エキストラバージン | 果実由来の香り | 生食・仕上げ・加熱 |
| ピュア | 比較的穏やかな風味 | 炒め物・焼き物・揚げ物 |
どちらも生食と加熱調理に使用可能で、用途が厳密に分かれているわけではありません。
香りの強さには製品差もあるため、種類の名称だけで判断せず、商品説明や風味の特徴を確認してください。詳しい分類や製法については、関連記事「オリーブオイルの種類」で解説しています。
苦み・辛み・香りの強さに合わせた食材の選び方
オリーブオイルの苦み・辛み・香りは、食材の味の強さと組み合わせて選ぶことで個性を活かせます。
エキストラバージンオリーブオイルの苦みや辛みは、オリーブ由来の成分などによる特徴で、必ずしも品質の欠点ではありません。
【風味と食材の組み合わせ例】
| オイルの特徴 | 食材の例 |
|---|---|
| 青々しい香り | トマト・青菜・豆類 |
| しっかりした苦み | チーズ・グリル野菜 |
| ピリッとした辛み | 肉料理・豆腐 |
| 穏やかな香り | 白身魚・卵料理 |
味の強い食材には存在感のあるオイル、淡泊な食材には穏やかなオイルを試すのが一つの方法です。
ただし、食材との相性には好みがあります。表を参考に少量ずつ試し、塩味や酸味とのバランスも含めて判断すると、自分に合う組み合わせを見つけやすくなります。
オリーブオイルをおいしく使い続けるためのポイント
料理に合わせた使用量と加えるタイミングの目安
オリーブオイルの使用量は料理の目的で決め、香りを活かしたい場合は食べる直前に加えるのが基本です。
風味を添える場合と、食材を炒める場合では必要な油の量が異なります。加熱の有無だけでなく、食材の量やオイルの香りも判断材料になります。
【目的別の調整方法】
| 目的 | 量の考え方 | 加えるタイミング |
|---|---|---|
| 一口分の試食 | 数滴から | 食べる直前 |
| 一皿の仕上げ | 少量ずつ味見 | 盛り付け後 |
| 野菜の炒め物 | 食材と鍋に合わせる | 加熱開始時 |
| 香味油の調理 | 焦げない量を使う | 弱火で加熱 |
レシピの分量は栄養学的な推奨摂取量ではありません。
オリーブオイルも脂質を主体とする食品です。健康のために多く使うのではなく、普段の食事全体の油脂量を考慮し、料理に必要な分量で調整しましょう。
風味を損なわない保存方法と無駄なく使い切るコツ
オリーブオイルの風味を保つには、光・熱・酸素を避け、使用頻度に合った容量を選ぶことが大切です。
直射日光や高温は品質が変化する要因となります。また、開封後は空気に触れる機会が増えるため、容器の扱いにも注意が必要です。
【保存のポイント】
- 場所:窓際やコンロ周辺を避ける
- 容器:使用後はすぐにふたを閉める
- 容量:使い切りやすいサイズを選ぶ
- 期限:商品表示と保存条件を確認する
少量ずつ使用する方には、必要な分だけ開封できる個包装タイプも選択肢になります。
SAVEINは、エキストラバージンオリーブオイルを1包3gにした個包装の商品です。開封後はその都度使い切る仕様で、未開封分を空気に触れさせずに保管できます。
Q&A|オリーブオイルの使い方に関するよくある質問
Q.無濾過オリーブオイルはどのように使うのがおすすめですか?
A.無濾過オリーブオイルは、搾油後の濾過工程を省いた、または限定したオイルです。製品によって風味は異なりますが、サラダやパンなど、加熱せずに香りを楽しむ使い方があります。
濁りがあることだけで品質の良し悪しを判断することはできません。未濾過の製品は水分や微細な固形分が残る場合もあるため、メーカーが指定する保存方法や賞味期限を確認してください。
Q.オリーブオイルは料理以外にも使えますか?
A.オリーブオイルは美容やスキンケアへの活用が紹介されることもありますが、食用オイルは化粧品としての使用を前提に品質や安全性が確認された製品とは限りません。
肌や髪に使用する場合は、用途に適した専用製品を選びましょう。
Q.オリーブオイルを大量に使うおすすめの料理はありますか?
A.アヒージョやオイルを使った煮込み料理などがあります。
魚介類やきのこ、にんにくなどを油で調理する料理は、比較的多くのオリーブオイルを使用します。ただし、大量に使うこと自体に健康上のメリットがあるわけではありません。
料理に必要な分量を使用し、食事全体の油脂量にも配慮しましょう。
Q.苦いオリーブオイルは傷んでいるのでしょうか?
A.エキストラバージンオリーブオイルの苦みや喉に感じる辛みは、オリーブ由来の成分による正常な風味の場合があります。
一方で、酸敗した油に見られる不快なにおいなどは、品質劣化を疑う手掛かりになります。
苦みだけで判断せず、香りや保存状況、賞味期限なども確認してください。
まとめ
オリーブオイルは、サラダやパンにそのままかけるだけでなく、炒め物やパスタ、和食など幅広い料理に活用できます。
使いこなすポイントは、料理に合わせて使用量と加えるタイミングを調整し、オイルの香りや苦み・辛みを活かすことです。
エキストラバージンとピュアの風味の違いを理解すると、料理に合わせたオイルを選びやすくなります。
また、光・熱・酸素を避けて保存し、使用頻度に合う容量を選ぶことも、風味を楽しみ続けるうえで大切です。
日々の食事に少量ずつオリーブオイルを取り入れたい方には、個包装タイプも選択肢になります。




